仲村オルタの島ブロ小(Shima-Blog-guwa)2

　カタギ仕事のために香港、台北と出張した。
　香港はとても忙しい街だ。今回はわりとみっちり予定もあったので、羽根を伸ばすまもなく、香港を去る。台北は半年ぶりだ。街について、ものすごくホッとした。
　台北ではカタギ仕事のあと、台北時代の友人たちとエビ釣りに出かけた。エビ釣りはそれほどはまっていたわけではないが、台北を去る直前に何度か出かけた。堪え性のない？僕には不向きのアトラクションだが、それなりに楽しい。今回も、僕が一番釣れなかったが、それでも結構楽しんだ。

　
(Mさん写真拝借しました。ありがとう）

　土曜日に台北の街をひとりウロウロしてみた。住んでいたところの近所らへんをだ。
　半年で街が大きく変わるわけではない。公園ではいつものように犬がのびのびと遊んでいる。屋台の飼い犬の太ったビーグルが我が物顔で歩道に寝そべっている。住んでいたマンションの前を通りかかれば、割と仲のよかった門衛から声をかけられる。一緒に飯でも喰おうと言われる。よく行ったフードコートでは、タイカレー屋のおばちゃんが遠くから手を挙げる。まるでつい二、三日前に見掛けたかのように。
　台北の街は何も変わらない。僕がそこにいないことを除けば。
　そんなことを感じて、やはりノスタルジックになる。懐かしいのとは少し違う。どちらかというと寂しいのだ。この街での思い出に悪いことは何ひとつない。
　観光地に出かけるでもなく、カルフールとトイザらスで買い物をして、台北を出た。たかが5日ぶりだと言うのに、帰ると沖縄がなんとなくよそよそしかった。