仲村オルタの島ブロ小(Shima-Blog-guwa)2

  

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佐野元春の新譜が届いた。iTunes storeのみでのリリース。すっかりインディーズアーティストになったが構わない。最近少し涙もろいせいもあるが、この曲は６月のzeppツアーライブで初めて聴いてときに涙が出そうになった。
　佐野は、震災直後に、「それを希望と名づけよう」という詩を発表し、ある方面からは賛辞をうけ、ある方面からはその詩的な内容ゆえに批判を受けた。僕自身もいまこれを言うのはどうだろうか、と不安になった。



たとえば、偶然にも生き残った君の生を讃えてみてはどうだ？
たとえば、生き残ったことへの幸運を噛みしめてみてはどうだ？

不謹慎だとわめく偽善者を後に残し
君が光を放つことで、友を弔うんだ

それを「希望」と名づけていいんだよ
（それを「希望」と名づけよう　佐野元春）


　その一方で募金をよびかけ、チャリティーに奔走する。言葉の力を信じながらも、言葉に頼らない姿勢を貫く孤高の人。それが３０年前から知る我が師匠佐野元春だ。
　しかし、この新譜を聴いて、これほど力強く、これほど明確に、新しい力と希望を語る内容に、ほんとうに震えた。理由はない。言えることはたったひとつ。この先へもっと。

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La vita e vella Lylics by Motoharu sano

あの日見た 朝の景色を　決して忘れはしないだろう
窓辺に広がる 夏の海一面　静かな水面に光溢れて
君が愛しい 理由はない
言えることはたった一つ　この先へもっと

失ったもの 数えきれない　愛の意味を知れば知るほど
切なくなって 風に立ち止まって　もう一度信じてもいいか迷う
君が愛しい 理由はない
言えることはたった一つ　この先へもっと

朝は誰にでも訪れる
愛して生きる喜びを
きっともっと感じてもいいんだろう
きっともっと信じてもいいんだろう

打ち上げられた 魚のように　どうにかここまで辿り着いた
荒れ狂った嵐くぐり抜けて　どうにか二人はここにいる
君が愛しい 理由はない
言えることはたった一つ
この先へもっと

君が愛しい

http://www.moto.co.jp/La-Vita-e-Bella/