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Posted by TI-DA at

2007年07月08日

創作日記の独立

 mixiを少しお休みにして、こちらへ書きたいことを書いているだけに、やや執筆日記と混在することに違和感を感じてきた。そこで創作日記を独立することとした。

 創作日記は僕の執筆メモのようなものである。記録することで、何が課題か、どれだけはかどっているか、自分で確認することができる。新作「空の眼」は思いの外やっかいで、とても手こずっている。はやく、とりあえず書き上げてしまって、俯瞰したうえで修正したいと思う。

 創作日記ブログはこちら
   
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Posted by 仲村オルタ at 23:59

2007年01月07日

伊勢へ

 大荒れの天気のなか、ふと思い立って伊勢へ行った。

 長い長い帰省も今日が最終日で、僕はただひとりで、インターネットの繋がらないコールドスポットで、執筆あるいは執筆準備に集中したかった。本も読みたかった。今年に入って読み始めた目取真俊の「虹の鳥」も読み終えてしまいたかった。

 僕はパブリックスペースで執筆することが多い。電車の中か、コーヒーショップが最も集中できる。もちろんiPODは必需品だ。

 電車に乗って日帰りできる場所なら何処でも良かったのだが、かれこれ4年あまり前に住んでいた津に、少し気になる用事があったのと、三重に1年半あまり住んでいたのに、伊勢神宮にきちんとお参りしたことがなかったのとで、伊勢を選んだ。僕は神道を信仰しているわけではないが、神社の森の澄んだ空気はとても気持ちがいいと思う。



 前に此処に来るまで知らなかったのだが、伊勢神宮には式年遷宮という行事がある。20年に一度、社殿をそっくり建て替えてご神体を移動するのだ。神殿そのものを建替えるので、容易いことではなく、6年後の次回の遷宮にかかる費用は550億を超えるという。お参りのあと、遷宮先の予定地を横目に見て内宮を後にした。



 そのあと、おかげ横丁で伊勢うどんを食べた。伊勢うどんは、醤油がそのままかけてあるような濃い汁のかかったうどんだ。



 以前僕はこの伊勢うどんを、伊勢市内の町の定食屋で食べて、あまり美味しくいただけなかった記憶がある。なんで醤油だけで食べなあかんねん、と思ったもんだが、今日食べた伊勢うどんはとても美味しかった。ああ見えて、黒い汁には、煮干、昆布などの味が隠されているという。

 ひととおり、散策した後、電車を乗り継いで名古屋に戻った。

 今朝、駅に向かう途中で、車に轢かれて死んだ猫を、鴉が群れになって、啄(つい)ばんでいるのを見た。そのことが直接的な引き金となって、僕は今年書くはずの1本目の恐怖小説の書き出しを、往復の車内で書いてみた。まだ使い宛のはっきりしない文章の断片にすぎない。しかし、冒頭のイメージを具体化するだけで、物語が予想もしない方向に動き出すことがある。

 死んだ猫は不幸だが、心のなかで手を合わせつつも、受けたインスピレーションをそのまま文章化する。仲村オルタの2007年は、今日本格的に始動した。

 風に弱いというセントレア発那覇行きの今日の便は欠航になったようだ。飛行機が飛びさえすれば、明日沖縄に戻る。  
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Posted by 仲村オルタ at 21:35

2007年01月01日

職人になること

 それが今年の目標だ。
 この2年間僕はいろいろなことを経験した。迷惑をかけたり、傷つけたり、いたわったり、いたわられたり。そろそろ、ふらふらした人生も潮時だろう。そろそろ、言い訳をするのにも疲れた。



 今年は2本長い小説を書こうと思う。
 とても(たぶん)怖い小説と、広義の推理小説の2本。
 職人は言い訳をしない。結果だけを出す。自分自身の美学とか観念とかを主張しない。ただ結果だけを出す。できあがったものが、すべてなのだ。そして、作り続ける。
 考えてみれば、うちの父親も職人だった。そういう意味では父親はもっとも身近な目標だ。
 そんな職人に僕はなりたいと思う。

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。
(写真はうちの父親ではありません)  
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Posted by 仲村オルタ at 21:51

2006年07月13日

仲村オルタ#8 「蓮を聴く」 リリース

 長編作業に復帰するまえに、超短編「蓮を聴く」をリリースした。
どこかに発表する宛はないけれど、どうしても早くリリースしたかった
短編である。とりあえず、mixi限定でリリースして、反応をみている。
 反応は直接的なものだけでなく、掲載されているものを、改めて
自分で見直してみて気づくこともある。今回は、あまりにも言葉に頼り
すぎているような気がした。小説家が言葉に操るのはもちろん大切な
ことなのだけど、頼りすぎてはいけない。改めてこの大切なことに気づく。
 この超短編をリリースして、とりあえずほっとしたので、改めて長編
作業に復帰しようと思う。まず平日朝にきちんと作業をすること。それが
復活の大きな課題だ。

  
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Posted by 仲村オルタ at 23:28

2006年01月04日

ヘイ、ラ、ラ第1章との統合

過去に途中まで書いた小説に「ヘイ、ラ、ラ」というものがある。
この第1章は、冬の生野を舞台に公安が対象を監視する場面を書いたのだが
この部分だけ読んだ人の評判は結構良かった。
自分で読んでも、緊張感ある文章だなと思う。

今回の小説の書き出しである那覇・桜坂を書いた後
この話であの書き出しが生かせそうだなと思えてきた。
そこで今日ヘイ、ラ、ラ書き出しを少しリライトし、状況の整理、登場人物の整理を
することで、再びまな板の上にのせてみる。

まだ修正は必要だが、結構話がつながりそうな予感がある。
もう少しこの作業を続けてみる。

(告知(仮) 第1章、第2章 26.8kb)   
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Posted by 仲村オルタ at 00:30

2006年01月01日

告知(仮)

 新しい小説を書き始めた。長編550枚以内。江戸川乱歩賞応募用だ。
 まだストーリーはおぼつかない。
 桜坂からストーリーは始まる。
 オキナワと台湾と中国とアメリカと日本政府が出てくる。
 政治的な物語というよりは、エンターテイメントのなかで
 無関心がもたらす静かなる恐怖を表現したいと思う。

 過去の創作ファイルとデジタルカメラのファイルを整理した。
 過去の創作物を振り返ることなく、もう一度その創作物の熱を感じようと思う。

 今日はとりあえず今年最初の創作日誌をスタートすることができたので
 いまから桜坂に飲みに行こうと思う。

(告知(仮) 1.01kb)  
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Posted by 仲村オルタ at 19:46

2005年08月15日

最低限のノルマを果たした、かな

夜の眠りが浅いのか、中途半端な時間に目が覚める。
朝からの執筆はうまくいかなかったが
昼以降もりかえして、最低限のノルマはこなしたことになる。
夜にビールを飲むのがよくないのかもしれない。
少し頭をリフレッシュさせて、
明日は早朝から執筆にかかる予定だ。


写真はコザでみつけた店の写真。
書き物一切よりも大胆なお店はたくさんある。
(死の舞踏 15.0kb)  
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Posted by 仲村オルタ at 23:12

2005年08月14日

執筆日記 移行第1弾

8月にはいって、
携帯用怪談小説の仕事を手がけていたこともあって
わたし自身の小説の執筆がやや滞っていた。
この携帯用怪談という仕事は結構苦労した。
字数制限がかなり厳しかったのと、
そのなかで怖さを表出しようと思うと、
直接的なイメージに訴えるしかないのだけれど、
私自身が霊魂に対して畏怖を抱いているので
冒涜せぬような内容にせねばと端から決めていた
ゆえにコンテンツが自ずと制限されていたからだ。

まあ、その仕事もようやく落ち着いて
昨日から本格的に仲村オルタ#6「死の舞踏」の執筆を
再開した。
タイトルからホラーを想起しがちだが、
まったくもってホラーではない。
また小説の中身は別の機会に。

少し軌道にのったところで、今からは琉球新報の美術月評
のための取材にコザまで出かける。
小説の執筆は、月曜日の朝にきちんと書き始めることが
できるかで、その週の仕事の成否が決まるといっても過言ではない。
つまり明日の朝が勝負ということだ
(と自分自身に言い聞かす)


写真は記事とはまったく関係がないのだけれど
健全な店かそうでないのか分からない店を見つけたので
出してみた(もちろん健全な店に違いない)

(死の舞踏 10.5kb)  
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Posted by 仲村オルタ at 11:44

2005年07月24日

仲村オルタ#6始動

近所のバナナの木が
こんなふうに実をつけている。
我が家のバナナも
こんなふうに実をつけるときが
やってくるのだろうか。

この週末の最大の課題であった、新作執筆を開始した。
タイトルは「死の舞踏」。以前、まだ仲村オルタでなかった頃
「生命の舞踏」という小説を書いたことがある。
でも、「死の舞踏」は小説「生命の舞踏」とも
ムンクの絵とも関係がない。
6月末に、東京である展示会の説明員をしながら
わたしはこの小説のアイデアの種をみつける。
東京でコンパニオンの仕事をしていたウチナーンチュの女性
オキナワに戻る、
亀甲墓で踊る死の舞踏。
亀甲墓で踊るのは、オキナワの友人の活動から
直接的なインスピレーションを受けている。
まったく、関係ないのだが
土方巽という舞踏家のことを知る。
かつて、岡本太郎美術館で特別展がされていた。
わたしが、岡本太郎美術館を知るきっかけとなった
展覧会である。
あと、死に関する思考、死にまつわる思考。
6月末に書いたメモを先週末にもう一度見返して
今書いてあげることがこのメモにとってもよいだろう
と思い、本日より執筆開始した。

いつも、だいたいのプロットを決めて書く。
ただ、プロットは最初の書き出し直後に、最終的に固まる。
それほど書き出しは重要なのだが、
書き出しは昨日訪れたタカサゴビル屋上で思いついた。
昨日は前島アートセンターのイベントの取材のために
出かけたのだが、
普段開放されていないこの屋上は、塀もなく、縁が低いので
ビルの真下が容易にのぞき込めるのだ。

書き出したものの、#5「豚とてるりん」の決着が
まだついていないことも少し気になる。
豚とてるりんは、6月末の東京出張の際に、
最後の原稿出力をkinko'sでするか、
あるいは知り合いの会社に訪ねてするか
いろいろと準備して、
重たい辞書類を鞄につめこみ乗り込んだのだが、
結局、ラストシーンまでたどりついたものの、
推敲する気力を6月30日朝失い、断念した。

少し時間を置いて、この小説は仕上げたいと思う。
(豚とてるりん 44.6kb)

ともあれ、スタートした。60枚までに収まれば、
そして8月末までに完成するならば
もう応募しないと思っていた「九州芸術祭文学賞」に
応募しよう。でも、2年連続地区優秀賞は難しいかな。
60枚を超えてしまったなら、別の賞を考えよう。
無理に削ることもない。
(死の舞踏 4.5kb)  続きを読む
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Posted by 仲村オルタ at 00:00

2005年06月30日

豚とてるりん 初稿で断念

(この投稿は7月24日にしているものです)

豚とてるりんは、6月末の東京出張の際に、
最後の原稿出力をkinko'sでするか、
あるいは知り合いの会社に訪ねてするか
いろいろと準備して、
重たい辞書類を鞄につめこみ乗り込んだのだが、
結局、ラストシーンまでたどりついたものの、
推敲する気力を6月30日朝失い、断念した。

少し時間を置いて、この小説は仕上げたいと思う。
(豚とてるりん 44.6kb)
  
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Posted by 仲村オルタ at 23:59

2005年06月15日

おそらく今がちょうどミッドポイントあたり

今日も仮眠後、本格的に執筆を開始したのは日付が変わった後だ。
いつものようにヘアバンドを巻いて気合いを入れて
ヘッドフォンで大音量の音楽に支えられながら
物語を紡いでいく。
この物語は起伏もなく、未だ何が言いたいかわからないが
わたしは自分でもあまり嫌いになれない。
だから短期集中的に書き続けられているのだろうとも思う。

てるりん大統領のすごかったのは
徹底的にむちゃくちゃだったことだと思う。
そこに一番あこがれる。
中途半端な自分を中途半端な主人公ショウジに重ね合わせる。
ようやくミッドポイント
今週末までにどこまで書き進められるかが、6月末完成できるかどうかの目安となる。

(豚とてるりん 15.1kb)
  
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Posted by 仲村オルタ at 00:00

2005年06月14日

振り返ってみると

昨日も同じことを書いていた。
よっぽど自分に今は言い聞かせたいらしい、と気づく。  
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Posted by 仲村オルタ at 21:38

2005年06月14日

遅ればせながら臨戦態勢

帰宅して、ゴーヤーチャンプルーを作ってビールで流し込んで
少し夜寝して、起きあがってシャワーを浴びて、
ツキノワグマみたいなゴを退治して、かき氷を作って食べて、小説を書く。
いまやわたしにはこれしかない。
書いている話が面白いかどうかよくわからないが
今わたしはこの「豚とてるりん」という物語を書くこと、
書き上げること自体が賞に応募するとかそれ以前に意味があることのように思える。
間に合うかどうか、やってみなければわからない。
今はただ、書くのみだ。
(豚とてるりん 13.3kb)

  
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Posted by 仲村オルタ at 19:18

2005年06月12日

今日も亀のように

今日も手探りの執筆が続いた。
この物語は果たして人が読んでおもしろいものになるか。
何を言いたいか分からないとまた言われそうだ。
でも書かなくてはならない。ここから始めなくてはならない。
無理にでも動かなくてはならない。
使命感だけが今わたしを動かしている。
(豚とてるりん 9.36kb)   
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Posted by 仲村オルタ at 23:08

2005年06月11日

亀のように

結構長い時間コンピュータの前に座っていたと思うが
爆発的に進んだわけじゃない。
でも、ターゲットファイルサイズを32kbくらい(50枚くらい)とすると
すでに5分の1くらいは書き終えたことになる。
いずれにしても明日も書き続けるのみ。
今日は晴れたり、雨が降ったりの
夏らしいと言えば夏らしい一日だった。
三重に住んでいた頃に、
東京のグループ会社へ移籍したほうがいいんじゃないのと
アドバイスした後輩(というのもなにか偉そうだが)が
沖縄に家族旅行に来ていたので、空港まで見送りというか
会いに行った。
近況を聞かれると、いつも受賞のことは話すのだが、
ステップアップしているかどうかというと半年以上新作を
リリースしていない今、少しまた焦る。
夜に雨が大降りして、窓が開けられないととても暑い。
またバナナは新しい葉の筒を伸ばし始めた。
とにかく書かなければ、と無理にでも自分を奮い立たす。
(豚とてるりん 5.91kb)  
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Posted by 仲村オルタ at 18:05

2005年06月09日

執筆開始


いよいよ、「豚とてるりん」の執筆を開始した。
目標6月末完成。
まだ先がはっきりと見えない。書くなかで明らかにしたい。
朝と夜に必ず行うことチェックリストをつくった。
朝きちんと執筆するためには、夜に確認することが必要だ。
本日久しぶりにカイロでアジャストメントした。
姿勢もよくなったきがするし、かなりすっきりしている。
あとは書くのみだ。
バナナは成長しつづけている。台風がくる前に風対策が必要だ。
先日母親がきた折に、ブーゲンビリアを買った。この週末に植えようと思う。
(豚とてるりん 2.35kb)  
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Posted by 仲村オルタ at 19:03

2005年04月01日

オルタナティブDNA

オルタナティブDNA

 いま、まさにオマエの体内に、オルタナティブDNAが沫け出す
 それは唯一の答
 唯一の生き抜く態度
 自分自身に言い訳を許さぬ揺るぎなき契約なのだ
 オマエはついにそれを手に入れた
 これまでと何かが変わったわけじゃない
 オマエはこれまでも自分で選んできた
 これからもそれを選ぶだけだ、唯一の回答はオルタナティブな態度にある
 ウチナーンチュもヤマトンチュもアメリカーも
 大学も基地も街もコンクリートも有刺鉄線も
 オマエを規定するものはなにもない
 オマエも何かを規定しない、言い訳を許さない
 赤が赤として弾け出すとき、
 オマエは赤く染まった手の色よりも、
 身体のなかで沸騰するほど熱く煮えたぎる赤より赤い赤に驚くだろう
 オルタナティブであることはいったいということだろう
 それはなににも固定的に考えぬこと
 唯一の真実という幻想を抱かぬこと
 詭弁や饒舌を赦さぬ強い態度
 弱い自分自身を認めてしまう態度
 誰かにそっと耳元でささやくこと
 月の上で、両手を広げて大声で叫ぶこと
 過去にも未来にも言い訳を赦さぬ強い態度

 誰かがそっと腕をひく
 誰かが無自覚に、無意識に、オマエの首に手をかける
 それをオマエはふりほどくのだ、揺るぎない意志の力で払いのけるのだ
 誰かの安定的な生活やかたくななな人生をオマエは否定した
 もう戻れない代償と引き替えに自由を手にした。
 しかし、少し気を緩めてしまえば、その自由にまたオマエはまた縛られる。
 知らず知らずのうちに、すぐにまた誰かが首に手をかける。
 オマエの手にした武器は確かにパーフェクトでビューティフルだが
 それを手にする覚悟をオマエは忘れてはならない。

 このままどこまでいけるだろう
 このままどこまでやれるだろう
 明日のことばかり考えていては、今日をうまく過ごすことはできない
 誰かのことばかり気にしていては、
 オマエ自身をうまくコントロールすることすらできない
 I'm o.k. U are O.K.
 オマエはほかの誰であってもかまわない、
 オマエはほかのなにものであってもかまわない
 オマエのなかを水が流れ続けること
 オマエのなかを風がずっと吹き抜けること
 それこそが大切なのだ。
 なににも代え難い力を手にした
 心して、今を生きる。ただ、それだけだ。
  
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Posted by 仲村オルタ at 00:00

2005年01月09日

ノウハウ本

ノウハウ本を読むことは意味がないと指摘するひとの言い分もよくわかるし、
自分でもそれに頼ろうとしているつもりはまったくない。
その内容を真剣に受け止めるつもりもあまりないが、
新しいチャレンジをしようとするとき
ましてや少し行き詰まり感を抱えているときには
なにかきっかけでもあればと手に取ることも多い。
仲村オルタ#5として、かなりのエンタテイメントを準備している。
昔、なんどか応募しようと思って断念した江戸川乱歩賞向けの
エンタテイメントだ。
とはいっても、わたしはいわゆるミステリのファンではない。
たいていのミステリはほとんど読む気にもなれない。
それらは、
世の中にあふれる土曜ワイドショウ的な読み物ばかりだ。

高村薫氏という勝手師匠がいるものの
彼女もミステリの巨匠というわけではない。
高村薫氏のような、ものすごい小説がいきなりかけるわけでもない。

野崎六助氏というひとは正直しらなかったが
ミステリを書く!10のステップ  野崎六助
という本を図書館で手に取った。
印象に残ったのは、
「作品を書き上げるのに要するモノは、ノウハウでも才能でも頭脳でも感性でもない。野蛮なほどの意志、それだけだ。」
だった。ほかは作られた文章が多かったが、ここに野崎氏の本音が現れている。

野蛮なほどの意志
それはオマエにあるだろうか
もう一度自分に問い直してみる。
  
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Posted by 仲村オルタ at 18:08

2004年12月31日

校正用ツール

今回「ビューティフル・ワールド」の最終校正(応募してしまった後にするのはまさに遅きに失す、でしょうが)のために、視覚障害者の方のための音声読み上げソフトIBMのホームページリーダを利用してみたが、なかなかこれがよい。校正という作業は、ほんとうに根気のいる作業で、わたしも家族や知人にお願いしてやってもらっているのだが、自分でもやはり納得のいくものにしたいので当然何度も繰り返す。しかし、困ったことに、書き上げてしまうと、自分の作品を何度も何度も読むのが苦痛に思えてくるし、思いこみの回路もできてしまっているので、なかなか完璧な校正ができない。そもそも完璧な小説があり得ないように、完璧な校正などありえないのだけれど、読み返してみて自分でもできるだけうんざりなどしたくはない。自分自身で読み上げてみたり、プリントアウトしたものとディスプレイ上で横書きのものを交互に読んでみたり、いろいろ工夫したのだが、読むたびに誤字や表現の拙さ・冗長が見つかったりすると、ほとほと情けなくなる。誰かが読んだものを自分自身の耳で聞けたなら、と思い、探し出したソフトがこれだった。とりあえず試用できるので、試しに使ってみたが、やはりなかなかこれがいい。これから手放せなくなりそうだ。ほかの作家の方々がどのように最終校正しているか気になるところだが(編集者がつけば編集の方が丹念にするのでしょうが)、私には手放せないツールとなりそうだ。
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Posted by 仲村オルタ at 01:00

2004年12月30日

bbsより移行してきました

黒い人、眠る人が完成して以来、引っ越し騒動のうちに、この新作日誌も停滞しておりましたが、このたびblogへ移行することとしました。ゆんたく(bbs)はしばらく残すことにします。本日、「ビューティフル・ワールド」のリライト完成しました。すでに書き終えた作品は、残念なことに興味がかなり薄れてしまうので、まったく困ったものです。落ち着いたら、仲村オルタ#5にとりかかることとします。
  
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Posted by 仲村オルタ at 05:02
マイアルバム
プロフィール
仲村オルタ
仲村オルタ
職業:書き物一切。
職人のごとくただ書くのみ(としたい)。
公式サイト alt99.net
台湾より沖縄復帰後1年で関西へ。まさかの東京暮らしを経て、流れ流れて今は沖縄暮らし。
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