2009年07月07日
地獄魔咒
サム・ライミの新作drag me to hell(私を地獄に連れてって)を観た。最近はスパイダーマンシリーズの監督を務め、すっかりメジャーになったサム・ライミだが、原点は「死霊のはらわた」にあるのだ。それを実感することのできる快作だった。
この映画は観ていて、あまり怖くない。というかほとんど怖くない。スプラッターまではいかぬが、それなりにエグいシーンは多数ある。しかし、どこかずれている。主人公が呪いのおばあちゃんと闘ったりするシーンなどは、みていて笑える。みていてなんかおかしい、というのが監督のねらいだろう。ラストはどうまとめるかなと思ってみていたが、お約束をしっかり踏襲し、一切の余韻なくあっさり終わる。作り手の作品愛を感じられる映画だった。今年夏にはまたホラーを書いてみようと思い始めているのだが、正直なところ自作の参考にはあまりならない。それでも、ホラーと向き合う作家のひとつの姿勢をみることができたのは収穫だ。
この映画は観ていて、あまり怖くない。というかほとんど怖くない。スプラッターまではいかぬが、それなりにエグいシーンは多数ある。しかし、どこかずれている。主人公が呪いのおばあちゃんと闘ったりするシーンなどは、みていて笑える。みていてなんかおかしい、というのが監督のねらいだろう。ラストはどうまとめるかなと思ってみていたが、お約束をしっかり踏襲し、一切の余韻なくあっさり終わる。作り手の作品愛を感じられる映画だった。今年夏にはまたホラーを書いてみようと思い始めているのだが、正直なところ自作の参考にはあまりならない。それでも、ホラーと向き合う作家のひとつの姿勢をみることができたのは収穫だ。
Posted by 仲村オルタ at 23:30
この記事へのコメント
邦題はスペルだそうだ。やっぱり「私を地獄に連れてって」じゃ駄目だと映画会社は判断したのだろう。果たしてそうかな、とは思うけど。
Posted by 仲村オルタ at 2009年11月10日 22:45