2008年08月01日
The Dark Knight IMAXexperience
(以下ネタばれはありません)
ダークナイトを美麗華にある巨大スクリーンIMAXシアターで観た。この二週間あまりの間に3度目の鑑賞となる。
最初の銀行でのシークエンスがIMAX用カメラで撮影されたこと、バットポッド(バイク)が疾走するシーンなどが、巨大スクリーンならより楽しいだろうな、と思ったことなどが理由だ。
映像、音、その他テンポのよい展開などもすべてIMAXによく馴染む映画だった。凄い迫力だった。改めてとても面白いと思った。
観終わって、何度観ても面白いのはなぜだろう、と考えてみた。
1.選択を巡る葛藤が全編を貫いていること。対立の構図が明確であること
2.ジョーカーをはじめとする俳優の演技が素晴らしいこと
3.テンポよく展開するプロット、5分に1回のペースで映画的なシーン(あるいは興奮)が必ず含まれている
4.ネタばれするようなことが殆ど何もないこと。つまり、最近よくあるタイプの「どんでん返し依存」をしていないこと。
5.映像がスタイリスティックで、恰好いいこと。
まだまだあるが、大きくわけてこの5つくらいではないか。つまり脚本が良く、監督が良く、俳優がいい映画は必ず面白くなるということだろう。4については、僕自身も大いに反省せねばならないところだ。確かに捻りやリバースはあって、それが映画を面白くしているが、映画全体にとってはそれほど重要ではない。
最近、インディ4とかハンコックとかアメリカで2億ドルとか超えるヒットになるものも、個人的にはあまりピンとこない映画が多かった。前回も書いたが、ダークナイトの登場(とその大ヒット)は映画の未来を変えるほどのインパクトがあるかもしれない。改めてそう思った。
Posted by 仲村オルタ at 22:37