仲村オルタの島ブロ小(Shima-Blog-guwa)2

　カタギの仕事関連の視察で、亀山島へ行った。

　亀山島は、台湾の北東部宜蘭の沖に浮かぶ小さな島だ。一番東の端ということで、与那国には一番近い。ここは長い間重要な軍事拠点だったらしく、観光地として解放されてまだ１０年経たない。現在では、舟で上陸できるのだが、自然保護のために、３週間前の事前届けが必要であり、かつ一日の入島も５００人以内と制限されている。



　宜蘭側からみると、亀の形には見えなかったが、沖側から見ると、確かに亀の形をしている。
　亀山島は火山島で、海底から温泉が沸きだしているポイントがいくつかあり、その部分だけエメラルドブルーに変色して美しかった。

　このボートツアーでは、イルカウォッチングもひとつの目玉だ。無線で連絡をうけると、そのあたりに舟は向かうのだ。今日は運良くイルカに巡り会えた。バンドウらしきイルカは、舟と併走するように、しばらくの間遊んで去っていった。

　イルカの動画（youtubeへ）

　軍事拠点の跡も残っている。大砲の攻撃範囲は丘側（台湾側）を向いている。台湾本島が攻められようとしているとき、背後から狙うのだという。とはいっても、丘を攻めようとする軍隊がこの小さな島を見つけてしまえば、すぐに陥落してしまいそうなので、本当に意味があるのかと考えてしまった。
　今日は台湾では珍しく快晴で、風も心地よく気持ちのよいクルーズだった。