仲村オルタの島ブロ小(Shima-Blog-guwa)2

　触れないでそのままスルーしようかと思った昨日のUAE戦なのだが、悔しいので「結果論」を承知で書きたいことを書いておく。
　PK戦で本田選手と香川選手が外したことは、なにやら象徴的な出来事ではあるが、そんなに悔しくない。９０分あるいは１２０分で勝ちきれなかったことがすべてだ。予選リーグから気になっていたあと数センチの違いでポストにあたったり、バーにあたるシュートがやたらと多かった印象がある。アジアレベルでは決定機はいくつも作りうるということだ。しかし、精度にかけた。UAEはDFのポジショニングミスに乗じた最初のチャンスで、きちんと結果を出した。
　もし、遠藤選手ではなく柴崎選手を先発させていたら、交代カードは１枚のこっていて、怪我をした長友選手を引っ張る必要はなかったかもしれない。個人的には豊田選手はあまり国際舞台での活躍をみたことがない（そもそもJリーグもみないのでよくわからない）ので、誰か別の選手を先発させ、交代カードとして岡崎選手を使っていたらどうなったろう。そもそも２０１８ロシアワールドアップはどのようなチーム構成で行くつもりなのだろう。少なくともいまの日本チームには中長期ビジョンはなく、ベテランを使った結果にこだわるサッカーを続けた。アジアカップが優勝すれば、そこからじょじょに新しい血をいれればいいのかと思っていたが、敗戦という現実を目にすると、ワールドカップあとのこの半年間は「空白の半年間」となってしまった。
　監督が変わるか変わらないかはわからないが、４年後にどういうチームであるべきかという発想をもとに、チームを再構成してほしい。いまは強くそう願う。