仲村オルタの島ブロ小(Shima-Blog-guwa)2

　二十四日朝、羽田空港のフレッシュネスバーガーで久しぶりにＦＢを食べた。席につくと驚いたことにすぐに出てくる。食べてみると、ＦＢの魅力の大きな部分を占めるハンバーグの熱さとトマトの冷たさのコントラストが失われ、いつもより美味しく思えない。空港という場所だから早さを優先するのは仕方がないのか。朝空港で時間があると思ったときから、楽しみにしていただけにとても残念だ。

　この日は一日東京で仕事があるというのに、羽田にやってきたのは、夕方の福岡便向けに大荷物を預けたかったのだ。

　今回東京でwii,wii fit,wii sportsなどを大人買いした。
　僕はゲームとの相性はそれほどよくない。熱しやすく冷めやすい性格なのか、ゲームも凝るときは凝るのだけれど、長続きしない。安価なDVDドライヴの搭載されたPS2以来、ゲーム機を買うこともなかった。
　ところがである。
　夏頃から運動できればと思い、隣のビルにあった亜力山大（アレキサンダー）という大手フィットネスクラブに入会したのだが、これが１２月に突然倒産。詐欺事件にも発展して、納入した会費も戻ってくるかどうか分からない。部分買いした新しいオーナーの、再開する店舗リストには入っていないし、おまけに旧会員の権益を受け継がないなどと巫山戯たことを言っている。NOVAを引き継いだガンバル学園とはえらい違いだ。



　お金が戻ってこないのも悔しいが、このままあと２年以上も運動の機会が失われるのも痛い。そこで、我が家のクリスマスプレゼントとしてwii購入となったわけだ。
　台湾ではまだ販売していない。街なかやコンピューターショウでは、客寄せにつかっているケースが多いが、これはみな日本から持ち込まれたものだ。



　巷で言われているように、wiiの登場はゲーム業界の新たな時代を築いたと思う。wii fitなどはもはやゲームとは言えない。楽しく続けられるようゲーム要素を持ち込んだフィットネスマシンだろう。
　wiiのキィテクノロジーは上下／左右／前後3軸の加速度を関知するモーションセンサーだ。これによって、リモコンを振り回すアナログ的な動きを３次元的に関知して処理し、bluetoothを使って本体へ無線転送する。

　ゲームはコントローラを指で押して遊ぶという発想を根本的に転換したところから、このゲームのおもしろさが生まれた。テクノロジー志向でそれをつきつめるのではなく、使いたい用途にテクノロジーを応用した成功例だ。コンピューター屋でなく、ゲーム屋ならではの画期的なプラットフォームと思う。

　根がハードおたくなため、今日は技術コラムみたいになってしまいました。台北の我が家で埃にかぶらぬよう、フィットネスに励みたいと思います。

ps
　二十五日朝は快晴。前日風が強かったため、空気が澄んでいた。羽田空港から都内へ向かうモノレールから、富士山がきれいに見えた。なんだか、身体が震えるほど感動した。

ps2
　福岡空港の国際線ターミナルは国内線との接続が悪く、結構不便だった。これなら、関空や中部のほうが空港としては便利だ。日本一便利な都市空港の称号を勝手にさしあげたが、勝手にとりあげようと思う。