2006年01月10日
トゥルーへの手紙を見る
(日付が変わってしまったが)
今日、桜坂劇場でトゥルーへの手紙を見た。
写真家ブルース・ウェーバーが911後に感じたことを
愛犬トゥルーへの手紙という形で綴った
叙情的なドキュメンタリー映画だ。
全編スタンダードナンバーが流れるなか
美しい絵と過去の映画や詩の引用がコラージュのように
散りばめられる。
隙間の多い映画なので
映像を見ながら、ついつい個人的な思索に耽る。
見終わった後に、誰かに優しく声をかけたくなる。
そんな映画だ。
ラスト近くでマーティン・ルーサー・キング Jr. の演説が
流れる。胸が熱くなった。
わたしの態度をもって、わたしを記憶してほしい。
そう言い切れる人物が世界史上にいったい何人いるだろうか。
今年初めて映画館に出かけて
とてもいい映画をみたような気がする。
今年はとても順調な気がする。
桜坂劇場で20日(金)まで。
Posted by 仲村オルタ at 01:18