2009年06月30日
防空演習
今日は防空演習「萬安32号」が行われた。
台湾に来てから3度目か4度目になる。
防空演習が始まると、街中にサイレンが響き渡り、バスや車は道ばたに止まり動くことが許されない。屋内においても、窓を閉めて、消灯することが求められる。街中誰も歩いていないので、一瞬にしてゴーストタウンとなる。
http://www.flickr.com/photos/star740110/3675130254/ より写真引用
とはいっても、映画館では映画を上映しつづけているし、店はシャッターを半分閉めて、中では半分営業しながら談笑している。道ばたに停車したバスのなかでは、あきらめ顔で眠っているひともいる。
僕は昼の会食後この防空演習の時間にひっかかった。百貨店の軒先には人がたむろしている。外に出ようとして「あと5分だから」と注意されているひともいる。緊張感はあまりないようで、それでもやはり炎天下の誰もいない街の様子は異様で強烈だ。
日本ではもう防空演習などすることもない。防災訓練ですら、緊張感があまりないのだから仕方ないが、個人的にはこういうことはやるべきだと思う。平和がよいには決まっているが、平和でない状態を想像することを忘れてしまったら、いざというときに何も対処できない。
でも日本でこういうことをやろうとすると、自由や権利や何のかんのという議論になるのだろう。外国で暮らすと、日本という国の特殊性に気づかされることが多い。
台湾に来てから3度目か4度目になる。
防空演習が始まると、街中にサイレンが響き渡り、バスや車は道ばたに止まり動くことが許されない。屋内においても、窓を閉めて、消灯することが求められる。街中誰も歩いていないので、一瞬にしてゴーストタウンとなる。
http://www.flickr.com/photos/star740110/3675130254/ より写真引用
とはいっても、映画館では映画を上映しつづけているし、店はシャッターを半分閉めて、中では半分営業しながら談笑している。道ばたに停車したバスのなかでは、あきらめ顔で眠っているひともいる。
僕は昼の会食後この防空演習の時間にひっかかった。百貨店の軒先には人がたむろしている。外に出ようとして「あと5分だから」と注意されているひともいる。緊張感はあまりないようで、それでもやはり炎天下の誰もいない街の様子は異様で強烈だ。
日本ではもう防空演習などすることもない。防災訓練ですら、緊張感があまりないのだから仕方ないが、個人的にはこういうことはやるべきだと思う。平和がよいには決まっているが、平和でない状態を想像することを忘れてしまったら、いざというときに何も対処できない。
でも日本でこういうことをやろうとすると、自由や権利や何のかんのという議論になるのだろう。外国で暮らすと、日本という国の特殊性に気づかされることが多い。
Posted by 仲村オルタ at 20:00