仲村オルタの島ブロ小(Shima-Blog-guwa)2

　友人のｋ氏夫妻が台湾にやってきた。２月９日は旧暦１月１５日元宵節にあたり、平渓の天燈が行われた。台湾のお祭りのなかでは、僕が一番印象に残っているお祭りだ。



　昼の間に移動した我々は、まずは台湾煤礦博物館のトロッコ列車を目指す。ちょうどトロッコ列車の出てくるｋ氏の小説を読んだばかりだった。トロッコ列車は、予想以上に楽しく、我々は子供のようにはしゃぐ。廃墟だらけの台湾煤礦博物館の敷地内も結構楽しかった。



　そして天燈。今年は風がないせいか、去年よりも落下していく天燈が目立っていた。空いっぱいに広がる天燈も、よく見ると、落下しているのと上昇するのがすれ違う。この日ではなかったが、馬総統のあげた台日友好祈願の天燈が、燃えながら落下したそうだ。その場にいた関係者は凍り付いたことだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=toTxNn6a6Ms
馬総統天燈墜落のニュース

　僕もｋ氏夫妻も、個人的なこと、商売のことなどを祈願し、天燈に願い事を書いて打ち上げた。この日は満月がとても綺麗だった。あと１５日でひとつの大きな出来事があるかと思うと、美しい月と天燈をみながら、身体が震えた。