2008年11月16日

007量子危機

 少し腰も癒えてきたので、公開1週間遅れで007 quantum of solaceを観た。以下テクニカルな内容が多いので、ネタバレはありません。

007量子危機

 僕の世代の例に漏れず、ボンドシリーズはすべて観ているボンド・フリークである。お決まりごとが多すぎて、それが楽しかったり、刺激がうすくなってしまっていたりしたのだが、前作カジノロワイヤルでダニエル・クレイグとともに007シリーズの若返りと再定義が行われ、その2作目となる。本作は、初めて前作を受け継ぐ内容となっている。

 ジェイソン・ボーンシリーズの影響を受け、アクションが増したというが、確かにアクションシーンが多い。今回特に感じたのは、「縦」の動きのあるアクションだ。これはボーンシリーズでも出てきたのだが、今回も執拗に縦のアクションが出てくる。撮影はしにくいだろうが、迫力と斬新さはある。ただ、少し画面がごちゃごちゃした印象はある。もっとスタイリッシュにとれば、もっと恰好よかったはずだ。

 ストーリーはものすごく新しいことはないが、誰が味方なのか、敵なのか、という構図はサスペンスをうむことを改めて感じる。MI6内のコンピューターのユーザ・インタフェースが恐ろしく恰好よく、そういうものに惹かれている自分が少しおかしくて画面を見ながら笑ってしまった。ストーリーよりも、劇中で痛みつけられ、成長してゆくボンドの恰好よさに心底感心してしまう一作だ。悪役があまり魅力的ではないので、評価はあまりよくないかもしれないが、僕はこの映画は好きだ。

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Posted by 仲村オルタ at 22:32
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