仲村オルタの島ブロ小(Shima-Blog-guwa)2

　名古屋の街を歩いていると、台湾ラーメンなるものの看板が目立つ。しかし、台湾に台湾ラーメンなる名前の拉麺は存在しない。これはなんだろうと思って、ひとつ試しに入ってみた。



　ラーメンはしょうゆ味。ニラが浮かんでいる。らーめんの上にトウガラシで炒めた挽肉がのっている。食べると結構辛い。そんなに不味くはないが、トウガラシがのどにはいって、かなりムセてしまった。台湾でこの手の拉麺を食べたことはない。



　家に帰って調べてみると、台湾ラーメンは名古屋在住の台湾人がつくった考案したラーメンということらしい。言うならば名古屋のご当地ラーメンなのだ。浜松でも見かけたので、名古屋の影響圏では通用するようだ。四川風担仔麺と言えばそうかもしれないが、台湾ではやるかどうかはよくわからない。

　みそカツ、どてやき、小倉トーストなど、名古屋ご当地グルメ？は数多くあれど、10代で名古屋を離れてしまっているのでほとんど知らないし、10数年の関西暮らしですっかり口も関西の薄味になっている。今から名古屋食を探究しようとも思わないが、ちょっと変わった独自色をもっているのもまた名古屋らしいと思った。

　ちなみに、看板についているパトライトの売上げも名古屋がダントツらしい。関西なら電飾をつけるところを、おそらく名古屋ではパトライトなのだろう。このチープで昭和な感じは悪くない。