2007年08月25日

好兄弟への供え物

 鬼月のクライマックス中元節が近づいている。街のあちこちで、拝拝をするための供え物が捧げられている。
 鬼月のことを詳しく調べて10日あまりが過ぎて、ようやく物語を紡ぎはじめた。ほんとうは、此処台湾で鬼月に関する物語を描くことさえタブーなのかもしれない。恐怖というものは宗教感、信仰感に深く結びつくものなんだと、改めて実感する。以前、注文恐怖小説を書いたときは、書いているときずっと恐ろしかったが、今回は今のところそれほど恐怖は感じていない。それでも冒涜することなく、真摯に物語を書こう。

好兄弟への供え物好兄弟への供え物
 好兄弟への供え物


 数日前基隆に行った。この街は猥雑さと神聖さが混在している。歩いていると、なんだか刺激を受ける街だ。好兄弟への供え物を、祈りながら、震えながら写真に撮る。明日はまた基隆に行こうと思う。今日は書き物に集中しよう。

  • LINEで送る

同じカテゴリー(台湾日記)の記事
ある外交官の死
ある外交官の死(2018-09-19 17:56)

鹽水蜂炮
鹽水蜂炮(2014-02-11 11:25)

不在感
不在感(2010-09-11 22:30)

再見! 台北
再見! 台北(2010-04-09 18:18)

國境之南
國境之南(2009-10-19 23:44)

沒關係
沒關係(2009-09-14 23:00)


Posted by 仲村オルタ at 15:23
この記事へのコメント
 なんか最高!
Posted by とよみつ at 2007年08月25日 22:14
コメントありがとうございます。台湾のこうした混沌とした世界観にはとても惹かれます。沖縄もまた同様なのですが。
Posted by 仲村オルタ仲村オルタ at 2007年08月28日 22:34
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

マイアルバム
プロフィール
仲村オルタ
仲村オルタ
職業:書き物一切。
職人のごとくただ書くのみ(としたい)。
公式サイト alt99.net
台湾より沖縄復帰後1年で関西へ。まさかの東京暮らしを経て、流れ流れて今は沖縄暮らし。
オーナーへメッセージ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 11人
アクセスカウンタ