2007年05月24日

映画は最後まで席をたたないでほしい

(以下ネタばれはありません)

 日本では25日金曜日から全世界同時公開と宣伝されている「神鬼奇航:世界的盡頭(パイレーツ・オブ・カリビアン3)」が、なぜか台湾では23日水曜日から公開が始まったので、さっそく昨日の夜に観に行ってきた。

 台湾で映画を見るのは「蜘蛛人3」に続き2度目だ。繁体字の北京語字幕がつく。前回は字幕にも助けられて理解できた映画も、この「神鬼奇航:世界的盡頭」は残念ながら僕の英語力では、細かいニュアンスまでは理解できなかった。



 それでも解決編ということで、かなり冗長だった「パート2」に比べ、テンポよく物語は進んでいた。やや強引ではあるものの、そこは娯楽作。デップの怪演ぶりは相変わらず(ただし慣れてきたのか1や2よりは控えめ)だし、デップとキース・リチャーズの共演など楽しみは多い。シンガポールの海賊役でチョウ・ユンファが出てくる。でも二丁拳銃で飛んだりはしない。

 台湾の映画館では、本編終了と同時に、館内が明るくなる。ぞろぞろと人は退場しはじめ、それでも残っていると、掃除人がプレッシャーをかけんばかりに視界に立つ。僕は日本でもよほどのことがない限り、エンドロールが終わるまで席を立たない主義なので、これはやめてほしい。特に「神鬼奇航:世界的盡頭」のように、エンドロール終了後に本編の続きのシーンがある場合だってあるのだ(悲しくも美しい余韻だった)。

 蜘蛛人のときは、有無をいわさず追い出しにかかった掃除人も、そのことを知っているのか、あまりプレッシャーをかけてこなかった。われわれが退席したときには、300人以上収容する大きな劇場で、残っていたのは5人くらいだった

  • LINEで送る

同じカテゴリー(台湾日記)の記事
ある外交官の死
ある外交官の死(2018-09-19 17:56)

鹽水蜂炮
鹽水蜂炮(2014-02-11 11:25)

不在感
不在感(2010-09-11 22:30)

再見! 台北
再見! 台北(2010-04-09 18:18)

國境之南
國境之南(2009-10-19 23:44)

沒關係
沒關係(2009-09-14 23:00)


Posted by 仲村オルタ at 00:00
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

マイアルバム
プロフィール
仲村オルタ
仲村オルタ
職業:書き物一切。
職人のごとくただ書くのみ(としたい)。
公式サイト alt99.net
台湾より沖縄復帰後1年で関西へ。まさかの東京暮らしを経て、流れ流れて今は沖縄暮らし。
オーナーへメッセージ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 11人
アクセスカウンタ