2014年05月31日

2014年前半の映画まとめ

 毎年映画の極私的ランキングをしているが、その前半(2013.12-2014.5)が今日で終わる。今年も比較的よく映画を見ている。去年も書いていたが執筆に入っているからということなのだろうが、執筆は一歩進み二歩後退でまだ完成しそうにない。それでも、後半に公開される映画のテーマにSFと脳についてのものがいくつかあり、リスクはあるがいま旬なテーマなのかもしれないとも思う。
 去年は前半で9本ということだったが、今年は既に16本を見ている。予想以上におもしろかった映画もあれば、期待はずれの映画もあり、とんでもない映画だが個人的には好きだというものもある。
 道徳的観念、理性をどこかへ置いてしまえば、最も面白かったのは、「マチェーテ・キルズ」だろう。一本目のマチェーテよりも制約なく楽しく創った感にこちらまで嬉しくなる。ロドリゲスはもう一本いよいよ「シンシティ2」が後半公開だ。こちらも楽しみな一本である。ほか、「グラビティ」「新世界」なども印象的な映画だ。
 予想以上に面白かったのは、ホビットの2本目だ。ホビットの1本目はあまり好きになれず、もう2本目はいいかな、という気持ちでいたが、ロード・オブ・ザ・リングも2本目が最高傑作だったのでその期待もあり見てみた。これは1本目と違い、緊張感あふれる面白い映画だった。期待はずれはいくつかあるが、実はロボコップに期待していた(が、個人的には不発だった)。昨日見たブライアン・シンガー復帰のX-menも、なんだか乗りきれなかった。
 そのほか、どう理解してよいかわからない映画として、「オンリー・ゴッド」がある。コメディとして見るのか、バイオレンスとして見るのか。その無秩序と混沌ぶりは、とてもスタイリスティックな「ドライヴ」という映画を撮った監督が撮ったものとは思えない。嫌いではないが、もう一度見たいとは思えない。コーエン兄弟の新作「インサイド・ルゥーイン・デイヴィス」もスタンスのとりかたが難しい一本だった。相変わらずのオフビート感は満載で、個人的に不発だった「オー・ブラザー」的質感はうーん、あんまりかなと思って見進めていたのだが、最後になって、どこが始まりだか、終わりだかわからない構成の妙にうなった。コーエン兄弟も好きなようにしか映画を撮っていないように思う。もちろん才能なのだが、うらやましい限りである。

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Posted by 仲村オルタ at 21:52
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台湾より沖縄復帰後1年で関西へ。まさかの東京暮らしを経て、流れ流れて今は沖縄暮らし。
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