2007年06月24日
develop the music
たまたま仕事で沖縄にいるときに、dragon ashのライヴが那覇ナムラホールであるというので、出かけてみた。
dragon ashはいまの日本のロックシーンで特異な存在だろう。これほど、自分たちの好きな音楽(というよりおそらくヴォーカルでクリエイターのkjの好きな音楽)スタイルに変容し、おそらくは過去のファンの一部を失望させつつも、これがdragon ashだと胸を張って音楽をリリースしつづける。トップシーンで活躍するアーティストにとっては、これはかなり勇気のいることだ。現在のロックシーンでは、日本最強のオルタナティヴ・バンドだと思う。
今年2月にリリースされたINDEPENDENTEでは、すっかりラテンでサンバでファンキーなジプシーバンドに変容している。このアルバムのなかに入っているflyという曲のプロモーションビデオを台北で見て驚いた。違和感なく、ラテンのリズムを自分たちの音楽のなかで実現している。ほかにも、今回のツアータイトルになったdevelop the music、先行シングルのivory,few lights till nightなど嬉しくなるようなラテンビートに満たされている。
ライヴは冒頭から激しいラテンビートで始まった。最新アルバムからは予想ができることだろうが、オーディエンスには明らかに戸惑いが見られる。それでも、メンバーは楽しんでいるように見える。オーディエンスの戸惑いも次第に消え、やがて激しいサンバの波にのまれてゆく。
バンドメンバーにダンサーがふたりいることが少し奇異に映った。サポートメンバーではなく、バンドの一員であることは、バンドにとっては意味のあることなのだろう。普段は広いステージで思い切り踊っているはずのふたりが、狭いナムラホールの舞台で器材にぶつかりそうになりながら踊る姿は少し気の毒だった。
これまで僕はdragon ashというのはkjのワンマンバンドに近いのではないかという印象を持っていたが、ライブを見ていて、実はドラムスの桜井誠が重要な役割を果たしていることに気づく。8ビート、スカ、レゲエ、ラテンビートなど、曲ごとに確かなビートを刻む。そのステディなプレイは、kjの自由奔放な音楽スタイルをdragon ashとして体現するために必要なのだと感じた。
後半になると、過去の?dragon ashらしいハードコアパンクのような曲、愛らしいキイボードとラップを融合させたような曲、スカ&ハードコアなどが連続してプレイされる。オーディエンスの盛り上がりも、さらに大きくなる。たぶん、馴染み深い曲、馴染み深いスタイルなのだろう。ある意味ではこういうオーディエンスの期待を裏切る音楽をdragon ashはリリースし続ける。オルタナティブであることは勇気と強い意志が必要なものだと改めて感じた。develope the music! その心意気に強く打たれた。こんなに踊れるライブは久しぶりだった。
dragon ashはいまの日本のロックシーンで特異な存在だろう。これほど、自分たちの好きな音楽(というよりおそらくヴォーカルでクリエイターのkjの好きな音楽)スタイルに変容し、おそらくは過去のファンの一部を失望させつつも、これがdragon ashだと胸を張って音楽をリリースしつづける。トップシーンで活躍するアーティストにとっては、これはかなり勇気のいることだ。現在のロックシーンでは、日本最強のオルタナティヴ・バンドだと思う。
今年2月にリリースされたINDEPENDENTEでは、すっかりラテンでサンバでファンキーなジプシーバンドに変容している。このアルバムのなかに入っているflyという曲のプロモーションビデオを台北で見て驚いた。違和感なく、ラテンのリズムを自分たちの音楽のなかで実現している。ほかにも、今回のツアータイトルになったdevelop the music、先行シングルのivory,few lights till nightなど嬉しくなるようなラテンビートに満たされている。
ライヴは冒頭から激しいラテンビートで始まった。最新アルバムからは予想ができることだろうが、オーディエンスには明らかに戸惑いが見られる。それでも、メンバーは楽しんでいるように見える。オーディエンスの戸惑いも次第に消え、やがて激しいサンバの波にのまれてゆく。
バンドメンバーにダンサーがふたりいることが少し奇異に映った。サポートメンバーではなく、バンドの一員であることは、バンドにとっては意味のあることなのだろう。普段は広いステージで思い切り踊っているはずのふたりが、狭いナムラホールの舞台で器材にぶつかりそうになりながら踊る姿は少し気の毒だった。
これまで僕はdragon ashというのはkjのワンマンバンドに近いのではないかという印象を持っていたが、ライブを見ていて、実はドラムスの桜井誠が重要な役割を果たしていることに気づく。8ビート、スカ、レゲエ、ラテンビートなど、曲ごとに確かなビートを刻む。そのステディなプレイは、kjの自由奔放な音楽スタイルをdragon ashとして体現するために必要なのだと感じた。
後半になると、過去の?dragon ashらしいハードコアパンクのような曲、愛らしいキイボードとラップを融合させたような曲、スカ&ハードコアなどが連続してプレイされる。オーディエンスの盛り上がりも、さらに大きくなる。たぶん、馴染み深い曲、馴染み深いスタイルなのだろう。ある意味ではこういうオーディエンスの期待を裏切る音楽をdragon ashはリリースし続ける。オルタナティブであることは勇気と強い意志が必要なものだと改めて感じた。develope the music! その心意気に強く打たれた。こんなに踊れるライブは久しぶりだった。
Posted by 仲村オルタ at 23:11