この日が来ると静かに思う

仲村オルタ

2006年01月17日 01:24

もう十年以上も前になるのだけれど
この日が来ると毎年やはりあの日のことを思う。
僕は神戸から伸びた活断層の延長上にある
豊中というところに住んでいて、
3連休明けの朝で前の日に遅くまで友達とカラオケなど
していたものだから、当然寝ていた。
地震が起きて目が覚めたというより、
今思い出すと、その直前に目が覚めたような気がする。
本が降ってきて、テレビが倒れた。
豊中でも震度6強とかだった。

どうしても連絡のとりたかった人が芦屋に住んでいたので
その日のうちに原付で芦屋・神戸入りした。
行く道が、何度も地割れや倒壊した電信柱に塞がれ
なかなかたどり着けなかった。
無事を確認して、食料やら何やらを渡して
よくテレビで流れてた倒壊した高速道路の近くを通る。
いったい何が起こってしまったんだろうと思った。



写真は2005年12月のルミナリエ(これは行ったわけじゃない)。
11回目というが、
地震から1年経たない95年の最初のときは
ああここまで復活したんだ、と
美しい光のアーチを見ながら涙が出そうになった。

あの地震のあと、同様に酷い天災があちこちであった。
辛かったひとたちがまた笑顔を取り戻せたなら
とせつに願う。

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